茶の湯に代表されるようになって、日本は銘茶の地として広く世界に知られています。
美しい鉄瓶や鋳鉄匠の技法は、長年茶の文化によって育まれてきました。
鉄瓶のお湯は冷めにくく、美しいフォルムは世界中で人気が高まっています。
今、最もモダンな鉄器を創作している増田氏の作品展です。
日 時:2006年10月4日(水)~10月21日(土)
開催場所:ギャラリーanima
第一回 ものづくりセミナー 「鉄器のお話」
日 時:2006年10月4日(水)18:20-19:00
講 師:増田尚紀
みちのくの伝統工芸山形鋳物は、およそ900年前に誕生したと伝えられています。
鋳物の型から鉄瓶や茶釜など、様々な器ができる様子を映像でご覧いただきながら、知らなかった鉄器の世界を増田氏によりお話いただきました。
増田 尚紀 Hisanori Masuda
鋳金家・デザイナー
1949年静岡県浜松市生まれ
大学卒業後、恩師である武蔵野美術大学教授 芳武茂介のアシスタントとして5年間全国各地の地場産業のデザイン開発を手がける。
77年山形市に移住。以来20年にわたり菊地保寿堂にて600点に及ぶ自身のデザインによる「WAZUQU」ブランドを確立。97年独立。
日本に伝わる鋳物の伝統美を今日の生活様式に提案する「鋳心ノ工房」を設立。鉄、アルミニウム、ブロンズ等の素材を中心に鋳物のデザイン、製作、流通を一貫して手がける。
現在、社団法人日本クラフトデザイン協会理事、東北芸術工科大学非常勤講師。