半世紀にわたる、ジョージ・ナカシマ氏とのコラボレーションで知られる永見眞一氏の個展です。
長年、一流家具メーカーとして知られる桜製作所の代表を務め、日本の木工家具業界にも大きな貢献をしてこられた氏の創作する家具や小物は、どれも卓越した木工技術もつ職人の心がやどっています。
日 時: 2007年1月24日(水)~2月9日(金)
開催場所:ギャラリーanima
第二回 ものづくりセミナー 「家具と木工」
日 時:2007年1月24日(水)18:20-19:00
講 師:永見眞一
工芸や民具が長い歴史の中で産業として栄えていた高松で、1963年から流政之氏たちと「讃岐民具連」にも参加し、その後、ジョージ・ナカシマ氏との交流を深め、木工の探求に情熱を注いでこられた永見氏にお話を頂きました。
永見 眞一 Shinichi Nagami
1923年高松市生まれ。
建築設計技師から友人高松顕と共に家具製作会社のサクラ製作所を創業。
その後、ジョージ・ナカシマや流政之、イサムノグチなどとも交友を深める。
1963年彫刻家流政之の発案で、高松の民具、工芸の地である産業を活かし、家具や装飾にいたるまで、その伝統美を近代化するというデザイン運動、「讃岐民具連」を結成したおり、メンバーとして参画。
翌年、ジョージ・ナカシマが来日し、氏の指導の元で独自の一貫生産による木工業の考え方、木に接する姿勢、理念を学ぶ。
著書に『木の仕事』(住まいの図書館出版局)。
現在までに、家具を中心とした製作作品はのべ1500以上、全国に及ぶ。
1996年株式会社桜製作所の会長に就任。