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ヴェネチア アルテラグーナ賞 国際審査員 任命

アルテラグーナ2021

今年で第15回目となるイタリアのヴェネチアで開催される「ARTE LAGUNA /アルテ・ラグーナ賞 」。現代アートの促進と向上を目指す、イタリア文化協会MoCaによる国際芸術賞です。イタリア外務省、文化財省等が後援し、イタリア大統領から勲章を受けている世界有数のコンペティションの1つです。2020年度の国際審査員の1人に喜多が任命されました。他、フランスからBÉNÉDICTE ALLIOT氏、アメリカからNATHALIE ANGLÈS氏、イギリスからMARCUS FAIRS氏、イタリアからMATTEO GALBIATI氏、オーストリアからSOPHIE GOLTZ氏、ドイツからBEATE REIFENSCHEID氏の8名が任命されています。2021年10月2日から24日まで、由緒あるヴェネツィアのアルセナーレ会場でのファイナリストエキシビジョンが行われる予定です。

https://www.artelagunaprize.com/jury

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Lacena

1980年頃、イタリアの一般家庭でパスタ専用の鍋がまだ普及していなかったことから、穴のあいた中子を引き上げるだけで、ゆでたパスタや野菜が、取り出せればどんなに楽だろうというアイデアをもとに世界中で初めて量産に成功したアルミ製のパスタ鍋。現代では、パスタの本国イタリアを始め、世界中の家庭でこういった種類の鍋が普及した。

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AKITA COLLECTION

日本は、森林が国土の68%を占めている森林大国です。 秋田県には、82 万haの森林があり、県土の71%を占めています。 その50%は、 杉を中心とした人工林の針葉樹です。この豊富な森林資源を、家具や建材として有効利用しようと、 秋田県に提案し、プロジェクトが発足しました。

秋田に自生し、400年前にはお城の部材などとしても使用されました。 木目の美しい杉を主体とした 新しい家具を、全てオリジナルデザインで世界に提案したいと考えました。このコレクションは、 先人が種から育て、60-80年後に伐採されたスギ材です。スギ人工林は、 健全な森づくりの為、間伐を計画的に数回繰り返し、その後伐採されます。 伐採した跡地は再造林され、 経済林として再生されます。 現在の再造林率は 2~3 割です。スギ材の高付加価値利用は、 循環型資源の視点からも、また温暖化対策としての COP21 課題の視点からも秋田県のみならず、日本全体で考えている課題です。 今回のプロジェクトでは、 地元の森林資源の有効利用と、優れた地方の中小企業体が連帯して、地域再生と環境アセスメントという2大課題の解決の糸口をさぐりながら、未来の産業創造へつながればという思いを共有してます。スギは、学術名「クリプトメリア·ジャポニカ」が表すように、 日本固有の植物です。秋田のスギは種から育てるので、数百年の昔から日本では有名でした。秋田スギの特性を生かして確かな技術と伝統の上に、 質感の異なる家具のデザインを実現しました。質素でシンプル、静寂の中に漂とした威厳を佇ませる、海外での発表では日本から発信するあたらしい家具の形として受けとめられました。

「伝統手漉き和紙」企画展DM

第763回デザインギャラリー1953企画展「伝統手漉き和紙」

「伝統手漉き和紙」企画展DM

手漉き和紙は、1300年程の歴史があると云われています。その間、多くの職人達の知恵とモノづくりへの極みの心が積み上げられ、暮らしの大切な資源として伝えられてきました。新素材や新しいテクノロジーが発展する中で、彼らが培った伝統と自然のバランスは、これからもかけがえのない私達の資源です。

<会期> 2020年1月29日(水)- 2020年2月24日(振・月)

<会場> 松屋銀座7階・デザインギャラリー1953(東京都中央区銀座3-6-1)

<開館時間>10:00 – 20:00

(1月29日・30日は20:30まで)

(2月2日・9日・16日は19:30まで)

(2月18日は18:30まで)

<入館料> 無料

<詳細> http://designcommittee.jp/2020/01/20200129.html

<主催>日本デザインコミッティー