年別アーカイブ: 2007年

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新潟百年物語

優れた工芸の伝統を伝える新潟県から、ドイツ・フランクフルトメッセに出品され大好評だった「新潟百年物語」の中から杉材、竹、桐、陶、銀、ガラスなど「ティータイム」に使われるものを中心に展示。
さまざまな分野の地元の企業と職人達など、喜多俊之監修デザインの数々をご覧いただきました。

日  時:2007年12月5日(水)~12月21日(金)
開催場所:ギャラリーanima

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第九回 ものづくりセミナー 「新潟百年物語のお話」

開催日時:2007年12月5日(水)18:00-19:00
ゲ ス ト:黒川 玲(スーパーバイザー)/足立一久(曲器職人)

「新潟百年物語」は、ずっと大切にしていきたい生活文化を創造していく道具を基本テーマに、地場産業の活性化も含めて企画されたものです。
長年これらを支えてこられた、スーパーバイザーの黒川玲さんをゲストにものづくりの原点や、北国新潟の魅力など楽しいお話をして頂きました。
また当日は、新潟の曲器職人である足立一久さんから、曲器のお話や制作中のエピソードなどのお話をして頂きました。

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アキッレ・カスティリオーニの仕事

故アキッレ・カスティリオーニ、イルマ夫人や30年にわたり協業した建築家のジャンフランコ・カヴァリア氏など、さまざまな人物を通じリサーチを重ねた多木陽介氏による出版記念講演を実施致しました。
カスティリオーニ収集のオブジェの意味を紹介するほか、数々のプロダクトデザイン、日本ではあまり知られていない展示デザインについての考察などお話をして頂きました。
また講演後、アキッレ・カスティリオーニ氏と親交のあった喜多俊之も交え、ささやかですがワインパーティを開き、皆様の交流の場として楽しんで頂きました。

日  時:2007年12月1日(土)17:30-18:30
講 演 者:多木陽介
協  力:JIDA

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-略歴-
Achille Castiglioni/アキッレ・カスティリオーニ /イタリアの建築家兼プロダクトデザイナー

多木陽介/タキヨウスケ/88年よりイタリア在住。演出家、アーティスト。
2003年カスティリオーニスタジオの模型等の撮影を機に、彼らの業績についての研究を開始。
2007年『アキッレ・カスティリオーニ―自由の探求としてのデザイン』 AXISより出版

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溶けず固まらず -富良野からの風-

北海道・富良野でクラフト工房を主宰する山口一城氏のガラスの作品展です。
生活感覚に溢れ、一風変わった、食器や花器を中心に「食べる・飾る・楽しむ」道具を展示します。
又、山口千香子さんのフェルトも加わった作品たちをご覧頂きました。

日  時:2007年11月9日(金)~24日(土)
開催場所:ギャラリーanima

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第八回 ものづくりセミナー 「硝窯のお話」

日  時:2007年11月9日(金) 18:00-19:00
講  師:山口一城

山口一城氏の作品は、ガラス板を窯に入れ、焼き物のように造形をつくり、異素材と組み合わせ、熱と素材間の相関を見ながら、溶けず固まらずの状態で作品を仕上げて制作されるのです。
異なる素材とガラスとの融合に挑戦し続ける氏の作品制作や、住みなれた大阪から富良野に移住されたきっかけなどの日常の楽しいお話をしていただきました。

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津軽塗展

津軽塗りは、布貼りをして凸凹の下地を施し、さらに漆下地を塗り重ねることによって、研ぎ出しの仕上げとともに漆の紋様が表面に現れます。
津軽の土地に培われた技法は、丈夫で長持ちし、使うほど紋様の表情が変化するのが特色です。
伝統工芸品としての味わい深さを残しながら、現代にも通じるモダンな作品の数々をギャラリーanimaでご覧いただきました。

日  時:2007年10月11日(木)~11月1日(木)
開催場所:ギャラリーanima

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第七回 ものづくりセミナー 「津軽塗のお話し」

開催日時:2007年10月11日(木)18:00-19:00
講  師:久保猶司

津軽の地で長い年月を、津軽塗り一筋に取り組んで、多くの作品を手がけている久保猶司氏は、日本だけでなくニューヨークなど海外でも多くの個展を開いています。
一つの作品に二ヶ月の歳月をかけ、約40の工程を経て作られる津軽塗りのお話をして頂きました。

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Die Kraft der Klarheit

ミュンヘンの中心にある、ドイツのインテリアショップが主催するギャラリーにて行われてた個展。

伝統クラフトの小物やテクノロジーを利用した照明器具、イタリアメーカーのソファなどがこの展覧会に会わせて発表された。
有田焼の食器を使用して料理を振る舞ったオープニングでは、地元のデザイナーやプレスなど多くの人が訪れた。

日  時:2007年9月21日(金)~12月31日(月)
会  場:Who’s perfect

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早見賢二展「鳥たちの空」

早見賢二氏は、北海道旭川市の隣・東川町に工房を構え、渡り鳥をモチーフにした作品を製作する木工作家です。
天井からつり下げられた木の鳥たちは、微妙な風の揺らぎを感じてまるで本当の空を飛んでるかのようです。
大きな鳥や小さな鳥たちの羽ばたきが空間いっぱいにひろがる様子をギャラリー animaでご覧いただきました。

日  時:2007年9月1日(土)~9月24日(月)
開催場所:ギャラリーanima

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第六回 ものづくりセミナー 「木で作る鳥たち」

開催日時:2007年9月1日(土)18:00-19:00
講  師:早見賢二

早見氏の制作する鳥モビールは、木の風合いや種類を生かし、渡り鳥たちの繊細な表情が精巧に再現されています。
氏の作品づくりにまつわるエピソードや、北海道の自然のお話などをお楽しみいただきました。

 

早見 賢二 Hayami Kenji

1948 大阪市生まれ
1972 旭川に住み、木工芸をはじめる
1977年~ 個展活動。
1991年~ 室内ディスプレイとして実物大鳥モビール群の制作(長野・宮城・沖縄など)
2001年  国立成育医療センター(東京) 、「ようこそ」「ひとりじゃないね」制作
2006年  ゲートシティ大崎(東京)アトリウム、タンチョウモビール群の製作

旭川工芸デザイン協会 会員
ガラス、染(布)作家との共同作品も制作

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KITA’S collection

今年4月ミラノサローネ期間中に発表された、喜多俊之氏による新作展「 KITA’S collection」。
38年間、ライフワークとして取り組んできた、日本の伝統職人とのコラボレーションによる新作の数々や、新素材を交えての展示です。

日  時:2007年8月3日(金)~8月28日(火)
開催場所:ギャラリーanima

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第五回 ものづくりセミナー 「寄木細工のお話(有田焼今昔)」

日  時:2007年8月3日(金) 18:00-19:00
対  談:露木清勝×喜多俊之

小田原の寄木細工は、その緻密さと素材使い方など、世界に誇れる日本の伝統工芸です。
寄木細工職人露木清勝氏をゲストに喜多俊之氏とトークショーを行いました。

 

露木清勝 Tsuyuki Kiyokatsu

1954年 小田原に生まれる
1977年(株)露木木工所入社
1979年 箱根物産デザインコンクール 特賞
1988年 第12回全国伝統的工芸品展にて受賞
1996年 日本クラフト展テーマ部門入選(~98)
2000年 全国「木のクラフトコンペ」金賞

露木木工所
大正15年創業。
創業者露木清吉(1900~1979)は、箱根町畑宿に生まれ、寄木細工の創始者・石川仁兵
衛氏の孫・仁三郎氏に師事、その後小田原に独立。
現在、3代目として露木清勝氏が代表を務める。

アイキャッチ

COOKI KETTLE

ケトルに求められる機能性と美しさを兼ね備えた、ありそうで無かったケトル。
本体と蓋との段差を無くし、隙間もなるべく少なくする事で、熱効率よく、お湯が早く沸きやすいようにデザインされている。
蓋が大きいので洗いやすく衛生的な設計になっている。

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渋谷和子とTeaCha展

品格があり、色彩豊かな渋谷和子さんの作品は、着物やテキスタイルの柄としても、多くの人々から愛されています。
渋谷さんと、磁器の生産で有名な多治見がコラボレートした、多彩で華やかなパターンのTea Cha・渋谷和子シリーズが誕生しました。
それぞれの絵柄に渋谷さんの思いが込められ、私たちの暮らしに彩りと豊かさを与えてくれる作品です。

日  時:2007年7月3日(火)~23日(月)
開催場所:ギャラリーanima
協  力:マルイ クレイ アンド セラミックス株式会社

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第四回 ものづくりセミナー 「染色のお話」

日  時:2007年7月3日(火)18:00~
講  師:渋谷和子

型染めは、型をとおして出てくる形を表現する染めの技法です。
作品を仕上げるまでの工程や多彩な色を駆使した独自の技法、自然をモチーフにした植物やファンタジーの世界が生き生きと表現された作品の数々を映像でご覧頂きながらお話して頂きます。

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有田・伝平窯/池田和史「日常使いの器」展

有田nanakura「HANA」シリーズの窯元の1つである伝平窯の池田和史氏の作品展です。

有田焼400年の歴史の中で培われてきた技術を受け継ぐ、池田氏の活動は伝統を継承しながら今の暮らしに合うモダンで機能性をプラスした器づくりをしています。

「古典を再現するというよりも、新しい道具を創っていく気持ちで、“永く楽しく使える器”を作り続けていきたい」という池田氏の作品たちです。

日  時:2007年6月15日(金)~30日(土)
開催場所:ギャラリーanima

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第三回 ものづくりセミナー 「器のお話(有田焼今昔)」

日  時:2007年6月15日(金)18:00
講  師:池田和史

江戸時代からつづく伝平窯。その代表である池田氏のつくりだす器は、現代の私達の日常の暮らしに使える器たちです。
地元有田の窯元の方々との、共同プロジェクトで生み出された香酒盃の企画は遺髪のお話や、伝平窯の歴史など、有田の今と昔のお話をしていただきました。

 

池田和史 KAZUSHI IKEDA / 伝平窯 DENPEIGAMA

伝平窯の創業は江戸時代にさかのぼります。当時から蓄積された技術や製品を基本として据えていますが、古典を創っていく気持ちで“楽しく使える器”を創り続け、時代から時代へ、人から人へ、手から手へ。
そんなぬくもりを脈々と息づかせて、やきもののコミュニケーションの輪を広げていきたいと願っています。
また、オリジナリティーを目指す伝平窯の理念は炎を通じた豊かさの実現。
それは「心の豊かさ」「暮らしの豊かさ」そして「未来の豊かさ」を育むことです。
人とやきものにかかわる暮らしの接点から、もっと深く、豊かさを求めて…。新しい感動のために、これからも創造していきます。

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Milano Salone 2007”MOROSO”

1967年に発表され、MOROSO社のアイデンティティ製品となっているSARUYAMAの新作、SARUYAMA ISLANDは5種類の形があり、部屋の大きさや用途に合わせ常時組み替えられる。

張り地や素材、色も空間に合わせて多種に渡って選ぶ事が出来る。

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Milano Salone 2007 Fuori Salone”Il Futuro della Tradizione”

ミラノの中心ブレラ地区にあるギャラリーにおいて開催。

「未来への伝統」というテーマで38年間取り組んできた伝統の匠と知恵を未来へ持って行くための提案は、多くの人々や世界のメディアの人たちにも注目を集めた。

オープニングには600名以上の人がつめかけた。

日  時:2007年4月18日(木)~23日(月)
会  場:GALLERIA IL CASTELLO

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Milano Salone 2007 INTERNI Event”Decode Elements / Digital Fire”

世界的なインテリア雑誌「INTERNI」を出版するMONDADORI社100周年記念のためのインスタレーションを担当。

“Digital Fire”と題され、ミラノ中心のスフォルツェスコ城内の回廊に、新しいテクノロジーと炎の演出により、あたかもルネサンス当時に戻ったような空間が再現された。

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永見眞一 家具と木工展

半世紀にわたる、ジョージ・ナカシマ氏とのコラボレーションで知られる永見眞一氏の個展です。

長年、一流家具メーカーとして知られる桜製作所の代表を務め、日本の木工家具業界にも大きな貢献をしてこられた氏の創作する家具や小物は、どれも卓越した木工技術もつ職人の心がやどっています。

日  時: 2007年1月24日(水)~2月9日(金)
開催場所:ギャラリーanima

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第二回 ものづくりセミナー 「家具と木工」

日  時:2007年1月24日(水)18:20-19:00
講  師:永見眞一

工芸や民具が長い歴史の中で産業として栄えていた高松で、1963年から流政之氏たちと「讃岐民具連」にも参加し、その後、ジョージ・ナカシマ氏との交流を深め、木工の探求に情熱を注いでこられた永見氏にお話を頂きました。

永見 眞一 Shinichi Nagami

1923年高松市生まれ。
建築設計技師から友人高松顕と共に家具製作会社のサクラ製作所を創業。
その後、ジョージ・ナカシマや流政之、イサムノグチなどとも交友を深める。
1963年彫刻家流政之の発案で、高松の民具、工芸の地である産業を活かし、家具や装飾にいたるまで、その伝統美を近代化するというデザイン運動、「讃岐民具連」を結成したおり、メンバーとして参画。
翌年、ジョージ・ナカシマが来日し、氏の指導の元で独自の一貫生産による木工業の考え方、木に接する姿勢、理念を学ぶ。
著書に『木の仕事』(住まいの図書館出版局)。
現在までに、家具を中心とした製作作品はのべ1500以上、全国に及ぶ。
1996年株式会社桜製作所の会長に就任。